都響倶楽部 〜オーケストラと聴衆との新しい関係を築くために〜

〜倶楽部仲間たちのつぶやき〜

2017年7月16日17日都響スペシャル・インバル/マーラー「大地の歌」

インバルのマーラーの肝は全ての音の意味が明確であることバランスが絶妙であることでしょう。しかしオケがその意図を汲めなければどうしようもありません。今の都響くらい力みもなく自然にインバルが求める響きを出せるオケはないでしょう。2日目はインバルの指揮も1日目より少しだけ粘り気が増し、それを利用して敢えて縦の線の乱れさえ音楽にする技を見せていました。多くの方が指摘していましたが歌手の声が聞こえるようにオケの音量を絶妙に調整してつつも、バランスは決して崩れません。そして意味のない動きは全くありません。まさに指揮の奥義と言えるでしょう。独唱も素晴らしかったです。テノールのキルヒは色々言われていましたがよく頑張っていたと思います。一方コントラルトのラーションは深々と包み込むような声が感動的でした。ただインバルのマーラーはそういう感動にも増して何か深いものを得たという認識がいつまでも残ります。そこが凄いといつも思うのです(山本)。

2017年7月10日A定期ミンコフスキのブルックナー3番初稿

俊敏で運動性豊かだが厳格な対位法の描出にこだわらない弦。フレージングは柔軟だが呼吸は浅め。金管は朗々と鳴るが決して重くならない。木管は僅かな旋律も取りこぼさず官能的とも言いたい歌を奏でる。これまで誰がこんなブルックナーを実現したでしょうか。誤解を恐れずにいえばラテン系のブルックナーと言えるでしょう。もっと言えばベルリオーズの世界から見たブルックナーとも言えるのではないでしょうか。以前インバルがインタビューでベルリオーズはブルックナーにも影響をあたえたと言っていましたがそれを頷かせる演奏でした(山本)。

2017年6月30日B定期大野さんのスクリャービン3番

スクリャービン3番は学生の頃コンドラシン・RCOのライヴCDで初めて聞いて以来偏愛する私のソウル・ミュージックです。大野さんの指揮は都響から思い通りの音を出し切っていました。繰り返し出て来るトロンボーンとテューバ、トランペットで奏される動機がこの曲の神聖にして官能的な不思議な雰囲気を見事に醸し出し、引き込まれました(山本)。

2017年度のプログラム

来シーズンの都響ラインナップが発表されました。
インバルの大地の歌/大野音楽監督のトゥーランガリラ・天地創造/フルシャのマルティヌー/ミンコフスキのブルックナー/リントゥのクレルヴォ/ギルバートのジョン・アダムス、とどれも刺激的ですね。
早く国塩芸術主幹の講演を聴きたいな。  (KT)

アラン・ギルバートのマーラー

本日はいよいよ都響スペシャルでアラン・ギルバートがマーラー5番を振ります。彼のエネルギッシュな指揮が都響からどんな新しいマーラーの響きを生み出すか、楽しみです。私は明日のB定期に行きます(山本)。

アラン・ギルバートのマーラー(2)

定期Bのマーラー5番、終わりました。期待にたがわぬ、正攻法でエネルギッシュなマーラーでした。久しぶりに都響が本当に豪快に鳴りましたね。個人的には、前プロのモーツァルトでの、広田さんのオーボエが心に沁みました(山本)。

アラン・ギルバートのマーラー5番

24日・25日と2日間続けて、とてつもない名演に出会うことができました。
高橋さんの完璧なトランペットで始まり、西條さんのホルンとともにうっとりと聞きほれました。
吉野さんのハープも素敵でした。
あの緊張を持続したままの最後の部分は、このまま静寂が続いてほしいとさえ思いましたが、あの嵐のようなブラボーは都響の演奏会では久し振りの感さえあります。
舞台の上の楽員の皆さんが、それぞれ満足気な表情が印象的でした。
(KT)

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